空飛ぶクロネコ

日本の外で暮らすことが長引きそうなのでブログはじめました

メキシコで駐在妻になったときのことをいろいろ振り返る

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昔々、駐妻になりたいと言っていた時期がありました。運よく?現実のものになったわけですが、理想と現実のギャップに戸惑った時期もありました。長文の割にとくに有益な情報はありませんが、節目なので駐妻としてのメキシコ生活を振り返りたいと思います。

駐妻になる前の生活

彼氏を追って勢いで仕事を辞め、メキシコに来たわけですが、前日まで家も決まっておらず、半年くらいairbnbで借りた家を転々として暮らしていました。3ヶ月くらいメキシコ人家庭でホームステイのような感じで住んだこともありました。その間就活もしたのですが、いろいろあって結果的に選んだ会社を失敗しました。(そういえばメキシコ行きの飛行機内で大量出血して成田の病院まで救急搬送された思い出もありました。笑)

当時はスペイン語力もほぼ0で、かなりフラストレーションの溜まった生活をしていました。よく泣いた思い出があります笑

メキシコで半年住んだのちようやく結婚手続きが完了できたので(国際結婚だったため)やっと正式にビザの手続きをしてメキシコに来ることができました。

 

こんな感じでメキシコ生活を始めたので、家族ビザで改めてメキシコに来た時、生活のいろんなものが整っていて感動したのを覚えています。

私の勝手な駐妻のイメージ

お茶会してる、習い事してる、キラキラ感、ブランドものの洋服着てる、奥様同士のヒエラルキー怖そう・・・

だいたい皆こんなイメージをもっているのではないでしょうか。

実際

メキシコでの実際を比べていきましょう。

お茶会してる

その通り。多い人だと週4とかでお茶している人もいるました。私は週1以下に留めていましたが、何かとお誘いいただいて、お茶会する機会は結構ありました。

断りずらいときもあって少し窮屈に感じることも。すでに仲良しグループがあって、あとからそこに入っていくのが結構辛かった。4時間くらいカフェにいることもあり、店員さんに悪いな…と感じたり。気疲れ半端なくて、帰ってどっと疲れていたけど、月日が経つにつれて自分も気の合う友達ができたりと、徐々に慣れていきました。

習い事してる

これもその通り?スペイン語、料理、手芸、乗馬、ダンスなどなど。私も何回か料理教室やメキシコの民族手芸の教室に参加して、そこで友達も増えました。ただこう言う習い事はだいたい口コミで広がるし、絶対どこかで知り合いと繋がります。

キラキラ感、ブランドの服を着てる

自分がヨーロッパにいた時、奥様方は揃いもそろって10万以上するコートを着ていました。それが印象に残っていて自分が働かなくても欲しいものが手に入っていいなぁと勝手なイメージを抱いておりましたw

メキシコではそこまでキラキラ感を放つ人(LAとかにいそうな駐妻インスタグラマーとか笑)はいませんでしたが、全体的に日本人はお洒落だな~という印象。

大学時代かなり治安の悪い地域に住んでいて、日本人と目立たないように毎日Tシャツ、ビーサンで過ごしていたのですが、メキシコもそのレベルで考えていたら大間違い。みんなお洒落で、お茶会に着ていく服がなかった。笑 一時帰国でちゃんとした洋服を持ってきて、日本人と集まるときはしっかりとした身なりをするよう心掛けました。

こういった意味で、やはり日本人は目立っていると思います。(日本人の着る服って独特だし)目立ちたくなければ服は現地調達が1番ですが、私が住んでいたところは治安もよかったので、そこまでする必要もありませんでした。

ヒエラルキー怖そう

数年前は結構ヒエラルキーがあったと聞きましたが、現在はそんなこともなくなったようです。メキシコはあまり聞かないですが、国や地域によって結構厳しいところもあるそうです。

その他いろいろ、キーワード別に振り返ってみる

閉塞感、孤独感

昨今の自粛モードで家で過ごしている方が多いと思いますが、1歩も外に出れないって結構ストレスたまりませんか?

赴任期間、そんな環境にずっと置かれる方も少なくないです。とても治安が悪くて外に出れなかったり、街中から少し離れた田舎のレジデンシャル*に住んでいるにも関わらず運転禁止でなかなか外出できなかったり、一人で外に出ることに対して危機感を持ち一人でUBERに乗れなかったり…と理由は様々。人と一切関わることなく、1日中ひとり、または子供たちと家の中で過ごす時間がとても長いです。私も友達の輪ができるまで結構辛い時期がありました。

*日本人は街の中心から離れたレジデンシャルに住んでる場合が多いです。

 

また、日本だったら昔からの友達とかママ友とか会社の同僚とか…自分の周りにいろんなコミュニティがあるはずです。しかし海外の日本人コミュニティは、子供の学校も一緒、旦那の会社も一緒、習い事も一緒、とコミュニティが1つしかなかったりします。上手く馴染めれば良いのですが、その逆だと結構大変です。

日本の友達や親に相談したいと思っても、時間帯が真逆なので、連絡をとりあう時間が難しかったりします。更に、駐在員は労働組合から抜けているので(どこの会社もそうなのかな?)土日も働いて当たり前なところがありあました。どこの家庭も朝早く出て夜遅く帰ってくるのが一般的でした。私も平日は夫との会話はそんなに多く取れませんでした。イコール不満のはけ口がない、という状況に陥ります。

私がちょうどメキシコに来た頃、タイの駐妻さんがタイで自らこの世を去ってしまったニュースが出ていて、なんともいたたまれない気持ちになると同時に、なんとなく状況を思い浮かべることができてしまいました。

情報と噂話

駿足でした。笑 日本人内の噂話なども時々流れてきました。

表裏一体かもしれませんが、情報網は本当に凄くて、ありがたい情報もたくさん流れてきました。

横並び感

与えられる家もやることもみんな一緒、生活パターンもだいたい一緒。

もしブログを書いていると、誰が書いているのかだいたい特定されます。家族構成、住んでる場所(家の内観外観等)、行動範囲(南が多いとか北が多いとか)でだいたい分かってしまうんですよね。ブログをやる場合は特定される覚悟で始めましょう。

私自身たくさんの人に読んでもらいたいと気持ちと反面、身バレしたくなかったことから、なるべく住んでる地域が検索にひっかからにように記事を書いてきました。最近はもう帰国したからいいかなと思って地名を入れて記事書いていますが、早速検索され始めている…!(;'∀')

社会的承認欲求の渇望

日本で働いていたけどメキシコに来るために仕事を辞めて(自分のキャリアを捨てて)来ていた人がたくさんいました。これは駐妻に限った問題ではないのですが。在宅ワークも含め奥さんには仕事禁止をしている会社がほとんどだと思います。

ポジティブに捉えれば、自分の自由な時間が手に入ったと言えますが、先ほども書いたように人との接点がなくなると、「自分は社会から孤立している」「誰にも求められていない」「自分の存在価値って何だろう?」って本気で考え始める時期がやってきます。学校や会社やバイト、人は何かに属することで役割を与えられてそれを遂行し、時には他人から評価を得て、社会の一員として生活しているわけです。もちろん主婦という家庭内での役割はあるものの、家庭外の社会的な接点がなくなることで自分の存在意義すら失ってしまうのです。

まさに生き甲斐を失って抜け殻状態。

 

これ、ホントにいろんな友達に共感しあっていました。

私は1年半だったから良かったけど、5年て言われたら絶対無理だな…。

マインドコントロールが大変

良くも悪くも大量に自由な時間が手に入ります。1年間の平日が約250日あったとして、旦那が出て行く朝7時から夕食の支度をする夜6時までの時間を自由時間としましょう。

そう考えると1年に2750時間の自分の時間が手に入ることになります。何か自分のものにしたいとき、最低でも1000時間は必要という記事を読んだことがあります。期間が3年だったら8250時間!!なんでもできるって思いますよね。(もちろん大雑把計算)

しかしいざ自由な時間を手に入れると、やろうと思ったことができない!忙しく仕事をしてるとあれもやりたいこれもやりたいとたくさん思い浮かぶのですが、1日中何もしなくてもビックリするくらい早く1日は終わっていくのです。

「よし、明日から!」と言いつつも、何日もYoutube漬けの日々がすぎていきました。最初は自己嫌悪だったけど、それがどんどん慣れてきます。笑

赴任前は取りたい資格のリストアップをしたりしていたのですが、仕事から離れてしまうと本当にその資格が欲しいのかわからなくなってしまうし、やる気も失せてしまうもの。仕事を辞めた直後は「20代のキャリアガ・・・!」とよく夫に文句言っていましたが、今ではこのゆったり生活が気に入ってしまいました。笑

時間があってもモチベーションがなかったら意味がないということに気づきました。

仕事をしないでこんなにゆっくりできるのは今だけ、と思ってゆっくりするのもいいと思うし、考え方はひとそれぞれだと思います。

 

改心してある時期から資格の勉強を始めました。ちょっと嫌だったのは、勉強してるというと「○○ちゃんは偉いね」「私なんてずっとダラダラしてるよ」と友達同士で卑下合戦が始まることでした。これいろんな所で遭遇しました。自分がどれだけ怠惰な過ごし方をしているかを競い合う笑

友達が意外とできない

日本人の「知り合い」はたくさんできました。でも「知り合い」が「友達」かというとそれもちょっと違う・・・?話していても上辺だけだったり、旦那さんの会社を気にして話したり、結構気を遣って話すこともあります。日本にいても社会人になると本音を話せる友達を作るのは難しいのではないかと思います。運よく、このブログにも度々出てくる仲良し夫婦と出会うことができましたが、友達できない問題は駐妻云々でなく大人の問題かもしれません。

 

また、驚くほど現地の方との接点はありません。現地の言葉を身に着けようとガツガツ友達を作りに行ってる人もいました。私も3ヶ月くらいメキシコ人の友達作りを頑張った時期がありました。タンデムフレンドの掲示板とかFacebookを活用して。

でもよくよく考えてみてください。私たちが暇な、昼の時間帯に暇な人って大学生か年齢が上の方です。自分が大学生だったら大学生と話が合うかもしれませんが、この年になるとなかなか共通の話題もない。しかも日本人同士でも仲良くなるのが難しいのに、コンスタントに連絡取り合う友達なんてできるはずありません。

ということが分かったので、頑張ることをやめました。笑

結果メキシコ人の友達はほとんどできませんでした。

 

留学していた時は、苦労しなくても自然に友達ができました。海外で働いている友達や日本で働いてる外国人の友達と話すと「留学と社会人以降の海外生活はまるっきり違うよね」という話が良く出ます。学生と社会人とでは見える世界が全く違うんでしょうね。

 

ということで、仲良しの友達はできたらラッキー!くらいの程度で考えておくとよいでしょう。

さっぱりした人が多い?

ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、人間関係だけにフォーカスしたら、付き合いやすい方が多かったように思います。印象的だったのが「日本のママ友と付き合うよりは全然付き合いやすい人ばかりだよ」と言っている人がいました。確かに良識がある方が多かったように思います。あとは何か困ったことがあるとすぐに助けてくれ、お互い慣れない土地にいるから協力し合おうという意識は高かったです。 

線引きする人

オールマイティに付き合う人、駐妻だけとしか関わりたくない(現採の人としか関わりたくない)人、日本人としか関わりたくない人、日本人とは関りたくない人、いろんな人がいました。海外あるあるですね。

 

あとはメキシコ嫌いの人とメキシコ好きの人で結構分かれるのですが、似た者同士が集まるようで、同じ思想を持った人同士が仲良かったように思います。

まとめ

結論:駐在妻としての生活は、思っていたようなキラキラ海外生活ではありませんでした

つらつら思いつくままに書いた自己満記事でしたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございます😭

結果的には取りたい資格もとれたし、自分が好きな語学の勉強もたくさんできたし、旅行もたくさん連れて行ってもらえたし、異文化にも触れられたし、メキシコで過ごすことができて良かったと感じでいます。

ただ、以前の海外生活と比べてしまったこともあり、もっといろんなことに挑戦すればよかったとか、制限がなければもっとできたのに、とか後悔や物足りなさを感じたのも事実。あと時間の使い方って本当に難しいなと実感しました。

 

今は帰国しましたが、メキシコネタは書きたいことがたくさん!引き続きメキシコの思い出を綴っていこうと思いますのでお付き合いよろしくお願いいたします☺